カナダ永住権・ジョブオファー獲得のヒント
(Updated: 11-2024)
スキルドワーカークラス・エキスプレスエントリー申請にあたり、ジョブオファー獲得に向けたアプローチについて解説します。ジョブオファーは、エクスプレスエントリー資格取得及び、カナダでの求職活動に於おいて重要なステップとなります。カナダ国内の企業からのジョブオファー獲得、スポンサーとなってくれる雇用主を見つけることは、決して容易ではありませんが、ジョブオファーを獲得することにより、カナダ永住権ポイント査定、及びエクスプレスエントリー選抜に於いて決定的ボーナスポイントが与えられます。ジョブオファーは "LMIA = Labour Market Impact Assessment 査定" に於いて Positive であることが要件となり、カナダ雇用社会開発省(ESDC) は、カナダ国内の雇用を守ることを前提に、カナダ永住権保持者・カナダ市民では遂行出来ない職責・職位であるか否かを査定します。カナダ国内の企業からジョブオファーを獲得する為の 5つのアプローチをお書きします。
1. ジョブバンク登録:
カナダ労働市場に関する主要情報ソースの一つがジョブバンクです。他の求人情報サイトと同様、民間の求人情報、あらゆる部門・職種を網羅した政府機関の求人情報も掲載されております。求職者、雇用者側も、求人情報を検索・掲載することが可能で、仕事の内容、学歴、給与等の情報がリストされております:
⇒ 「Canada Job Bank」で google 検索
有効とされる求人票の基本項目:
- 職責・職能。
- 給与と福利厚生。
- 所属する部署の責任者の氏名と役職名。
ジョブオファーの基本要件:
- 書面であること。
- 通常、発行から一年以内のものであること。
- 給与・控除、職務内容、勤務時間等の雇用条件の詳細が記述。
- 勤務時間や勤務開始予定年月日の記述。
- カナダ大使館、高等弁務官事務所、領事館からのものでないこと。
2. LinkedIn 登録:
5億人以上のメンバーを抱える LinkedInは、最先端のネットワーキングツールとして、既存の企業従業員とつながったり、企業の求人ポータル最新情報を確認することができます。あらゆる分野の職種・スキルに対応しており、特定の分野・職域でのネットワーク作り等に活用することができます。
⇒ LinkedIn 設定アドバイス
⇒ 成功する Resume 作成のヒント
3. 人材紹介会社:
自分のスキル職歴に関連した専門分野に特化した人材紹介会社に連絡を取ることが基本アプローチとなります。カナダ国内の企業・雇用主は全ての人材・リクルートソースにアクセスすることは困難であることから、最適な人材を採用する為にヘッドハンティング・人材紹介会社に依頼することがが多くなっています。
4. 求人情報ポータルサイト:
Monster、Indeed、Workopolis といった求人情報ポータルサイトは、企業人事採用担当、リクルーター、求職者をつなぐ有力なポータルサイトです。ここでも自分のプロフィールを作成し、自身の職歴に合わせてアップデートすることをお勧めします。
5. リクルート活動:
有望な多くの仕事(管理職、専門技術職) の求人は新聞等に広告されることは通常、ありません。企業人事担当者・雇用主は多くの場合、既に面談をしたことのある人、既知のルート経由で紹介を受けた人を採用します。普段から自身の専門分野に関連する企業リストをサーチし、自己アピールした履歴書を送付します。
ワークパーミット(就労ビザ)認可要件:
カナダ国内の雇用主からジョブオファーを取得することが、困難且つ、カナダ永住権獲得に向けて重要なステップとなります。しかしジョブオファー獲得に成功したとしても、ワークパーミット(就労ビザ)発給が確定した訳ではなく、ワークパーミット(就労ビザ)発給の決裁権限を持つカナダ移民局に対し、自分の学歴・スキル・職歴詳細がその仕事の要求事項に合致していること、その職務を果たす上で最適な人材であることを証明しなければなりません。その証明の為には通常、下記
2つの書類を準備します:
1. 推薦状(Reference letter):
2. 教育・トレーニング(職業訓練)修了証明:
参考:
雇用主がカナダ大使館、高等弁務官事務所、領事館、または不適格雇用主リストに載っている場合は無効となります。その他、必要とされる証明書類は職種により異なりますので、要件の詳細を正確に把握、カナダ移民局が指定するスケジュールに準拠することが必須となります。
カナダ移住 参考リンク
☆ カナダ永住権とは Q&A ?☆ カナダ永住権・自動ポイント計算