カナダ移民 | モントリオール 視察情報
カナダ移民 | ケベック州・モントリオール市の視察データ:
北アメリカ北東部に位置するケベック州は 166万 8,000 平方km の広大な面積のカナダ最大の都市、日本の 4.4倍、米国テキサス州の 2倍以上、英国の
7倍に相当。ケベック州最大の都市・モントリオール市はセントローレンス川中洲に位置、市名称は市中央に聳える三つの山頂をがある "Le
Roi" 王の山 (Mount Royal = モン・ロワイヤル)に由来。ゴシック建築美の粋が散りばめられたノートルダム大聖堂、石畳通りが続くフランス植民地時代の旧市街・プラトー地区、アンティーク通りがある:
- ケベック州総人口: 790万人
- モントリオール市総人口: 340万人
- 主要都市: モントリオール市 ケベック市 ラバル市
- 州内総生産: 3700億カナダドル
- 輸出総額 (国際, 州間レベル): 2300億カナダドル
- 主要輸出先 (%): 米国 (85%) / 欧州 (9%) / アジア・オセアニア (4%)
Note:
エアカナダ航空, ボンバルディア, IATA (国際航空運送協会)、ICAO (国際民間航空機関), SITA (国際航空通信協会), IAMTI
(国際航空管理養成インスティテュート), Banque Nationale du Canada といった国際組織, 企業本部・本社がモントリオール市に集結。1829年創立マギル大学からは
12名のノーベル賞受賞者を輩出。
情報テクノロジー分野:
情報テクノロジー産業にとって、ケベック州は他州・国に先んじて成長と開花を促す豊かな環境に恵まれていた。この分野でのパイオニア、ベル・ノーザン研究所は
1976年に世界初の電話通信デジタルシステムの開発に成功。毎年 20億カナダドル以上の研究開発費が同セクターに投資されており、テクノロジー統合、マンマシン・インターフェース、音声・画像認識技術、多言語対応、ジオマティクス等の分野で先端技術・知識を蓄積:
情報テクノロジー分野 (2020年度 モントリオール市・ケベック州):
- 関連企業: 9,000社以上
- 雇用者数: 180,000人
- 同分野・年間売上高: 700億カナダドル
- 同分野・研究開発, 年間投資額: 22億カナダドル
バイオ医薬品分野:
"3TC" "Vioxx" "サンギュリエ" を生み出したケベック州・バイオ医薬品産業は数多くの公共・民間両研究センターのサポートを受けることが出来る。ケベック州には研究機関のもとに統合された公共研究ユニットが
70以上存在、中にはカナダ国立研究評議会のバイオテクノロジー研究所 (NRC-BRI) があり, 業界と様々な提携を結んでいる専門家 800名,
研究者 300名という陣容で民間セクターと協力, 医薬品・環境産業のニーズに応える研究を行っている。ケベック州内の著名大学: マギル大学、 モントリオール大学,
ラバル大学, シェアブルック大学もこれらの研究に深く関与。全体で 15,000名以上がケベック州内のバイオ医薬品産業の研究開発に従事:
バイオ医薬品分野 (2020年度 モントリオール市):
- 企業数: 220社
- 雇用者数: 20,000人
- 輸出額: 10億カナダドル
- 公共研究センターの保健衛生関係雇用者数: 13,000人
航空宇宙産業分野:
カナダ航空宇宙産業の総売上高の半分以上を生み出すケベック州, 中でモントリオール市はこの分野の研究開発企業・部門が集中, 国際レベルのプロジェクト管理と装置製造会社
18社, それを支える 270社の契約企業サプライヤーが存在。このようなプロジェクト管理と装置製造会社のネットワークには商用航空機 (地方路線,
ビジネス用) , 商用ヘリコプター, 軽飛行機, 動力モーター, 飛行シミュレーター, 航空電子工学, 発着陸装置, エアロスペースサプライヤーが支え,
部品生産からソフトウェア, 水力工学, 電子工学迄, あらゆる専門分野を網羅カバーしている:
航空宇宙産業 モントリオール市 (2020年):
- 関連企業: 300社
- 雇用者数: 55,000人
- 年間売上高: 230億カナダドル
- カナダ航空宇宙産業の研究開発の約 75% はモントリオール市地域に集結
- 生産の 80%以上は輸出向 (50% は米国向)
歴史と言語:
フランス国王の命を受け、フランスの探検家 ジャック・カルチエが, ガスペ半島・東海岸に着いたのが 1534年。それまで数千年に亘り先住民族が暮らしてきた広大な土地はフランス領となります。その後のフランスと英国の領土争奪戦争の結果、1759年にフランス軍の牙城、ケベック
(今のケベック市) が陥落、代わってニュー・イングランド軍 (英国) でした。その後の歴史的変遷を経て第二次世界大戦以降、政府が推進した移民政策により、フランス系、イギリス系入植者のコミュニティに世界中から移民してきたグループが加わり多彩な民族構成となりました。ケベック州公用語はフランス語ですが、英語も都市部を中心に広く使われております。
カナダ移住 参考リンク
☆ カナダ永住権とは ?☆ カナダ投資ビザの解説
☆ カナダ大使館 ビザ査証課 状況