カナダ国旗ロゴ
Certified Office Canada
https://tcpm-21.com  ☎ 050-5838-8298

カナダ投資家ビザ 面接等を詳説

Updated - June 2025:

カナダ投資家ビザ 面接と Narrative doc. について2008年以降、マネーロンダリング対策の一環として、申請者の皆様には、保有資産が、就労による所得 / 合法的な事業活動による収益 / 適切な税務申告(所得税、キャピタルゲイン税、相続税等) を済ませた資産であることをを書面にてご提示いただく必要がございます:

1. Narrative Document の目的:
資産形成の履歴を説明: 投資家ビザの永住権認可要件である「資産が合法的に取得されたこと」を証明するため、申請者の職業経歴、事業活動、投資履歴などを体系的に説明。
資産形成の信憑性を補強: 併せて提出する財務書類(銀行取引明細書、納税証明書、給与明細)と整合する内容を記載し、資産が合法かつ一貫性のあるプロセスで形成されたことを説明。

2. 記載内容の概要とポイント:
職業経歴・事業経歴・勤務履歴:
会社名と住所、役職、雇用期間、職位と職責を記述し、収入の履歴、雇用記録との一致。
事業経歴(会社経営、クリニック経営等の場合):
経営に携わった会社、クリニック等の概要、業務内容、決算状況を記述し、登記書類や税務記録との一致。

3 資産形成の詳細:
収益・貯蓄の履歴 - 各年度の収入、生活費を差し引いた貯蓄額、資産運用記録。
財産の形成過程 - 相続、贈与、過去の投資、不動産購入、売却による損益。

4.資産の内訳:
預金、不動産、株式、債券、保険契約(解約払戻見込金額)、その他の投資商品の損益記録の概要。

5. 資金源や資産取得が合法であることを証明する書類との整合:
併せて提出する雇用証明書、納税記録、課税証明書、領収書、不動産売買契約書、関連事業ライセンスとの整合。

6. その他:
2015年以降は、社会保険加入記録、信用登録情報の提出を求められるケースがあります。

面接 (Interview) の概要:
書類審査を経て、面接免除、あるいは面接設定のいずれかに決定されます。面接が設定されますと、面接実施日の120日前に 「面接通知」 が送付されてきます: その中で、面接地(日本の方々は2013年以降はモントリオール市)、面接時に持参が必要な書類リストが提示されております。リストされている書類には、銀行残高証明書・口座取引履歴、納税証明書、確定申告書控、職歴・職位証明、卒業証明書・成績証明書等(いずれも原本)が含まれます。面接はモントリオール市に在るケベック州移民局で 90~120分間行われます。面接には弁護士が同席し申請者の方に助言・サポートを致します。面接には弁護士の同席・サポートが認められますが、コンサルタントの同席は認められておりません:

面接の流れ:
- パスポート・ID 提示による, ご本人とご家族の確認
- フランス語会話能力(中級レベル)確認
- Narrative document の内容確認(60~90分)
- 上級管理職、または経営者としての職能等の確認
- 関連する法令について質疑応答
- カナダ移住後の予定(形式的で簡易な質問)
カナダ投資家ビザ, 面接のイメージ

ご家族へのビザ認可について:
配偶者及び, 申請実行時点で 22歳未満の未婚のお子様(扶養家族)もご一緒に申請が可能です。お子様については、カナダ連邦からビザ認可がされる迄の間、未婚の状態であることが要件となります。22歳以上のお子様であっても身体的な理由等により経済的に自立できない場合は、ご一緒に申請が認められる場合があります。

Security check について:
カナダ連邦政府では、安全保障関連、健康状態に関連した入国許認可の権限を有し、申請者の方の健康診断、無犯罪証明書、米国・豪州・欧州等での不法滞在・オーバーステイ歴、FBI 無犯罪証明書の精査を行います。特に FBI 履歴、日本国無犯罪証明書については、ビザ発給申請時と、ビザ発給直前の二度に亘り(アップデート)提出を要請されております。

Remark:
カナダ投資永住権プログラムは「審査完了・永住権発給が内示」されてから投資金払込要請が文書で通知されます(カナダ以外の他国の投資永住権プログラムには、審査完了前に投資金払込が要請され、投資先が不動産開発業者等の民間事業体によって運用されるものがあります。)

バンクーバー, トロントへの居住を希望される方:
カナダ・スタートアップビザ 最新情報
カナダ各州の投資・起業プログラム情報
カナダ移民弁護士について
カナダ投資家ビザ Top page に戻る
⇒ カナダ移民 ビジネスデータ
カナダ投資家ビザ・起業のイメージ



- カナダ投資家ビザ 面接レポート -
(June 2025 - Report by J.I.)
モントリオールでの一歩 - 誠実な対話の中で:
アメリカでの駐在生活を通じ、私たち家族は多くの経験と機会に恵まれました。その一方で、「今後、どこで人生の拠点を築くか」という問いは、常に私たちの中にありました。自然環境、社会の多様性、そして教育環境などを総合的に考えた結果、私たちはカナダ、特にケベック州モントリオールへの移住を希望し、投資家ビザの申請を決断しました。もっとも、この申請は簡単な道のりではありません。約3か月に及ぶ膨大な書類準備を経て、書類審査通過までに1年半以上を要しました。そして、面接の日時が記された通知を受け取ったのは、面接予定日の四ヶ月前。フランス語での面接であること(フランス語・日本語通訳の方が同席しました)、持参すべき書類の詳細が明記されていました。当日訪れたケベック州移民局のオフィスは、整然と機能的に設計された空間でした。職員の動きも効率的で、全体として簡素ながらも秩序ある雰囲気が印象に残りました。面接を担当された方は、分析官のような雰囲気を漂わせた女性担当官でした。しかし、被面接者(私たち)を良く理解しようとする誠実な姿勢があり、回答に戸惑いや誤りがあったとしても、話の真意を汲み取ろうと丁寧にフォローしてくださる一面が見受けられました。面接の核心は、「経営者としての過去の職務経験」に関する質疑応答にありました。ケベック州の投資家ビザは、同州での起業を義務づけるものではないため、面接では事業経歴、人事・組織運営、そして経営戦略の策定・実行に関する具体的な経験について質問が続きました。質問は、申請書類や事業計画に記載した内容が申請者自身の経験と整合しているか、確認していくような流れでした。そのため、事前に自らの経歴を時系列で振り返り、具体的な実績や意思決定プロセスを再確認しておくことが重要だと痛感しました。一方で、面接終盤に行われた「移住後の生活計画」や「子どもの教育に関する質問」は、形式的な確認にとどまり、シンプルなものでした。私たちがカナダで生活の基盤を築く意志があることを簡潔に説明することで、十分であったように思います。なお、この面接には、私たちの申請を長年支援してくださっている弁護士の先生が同席され、途中で要点の補足や助言を的確に行ってくださいました。申請者が緊張する場面においても、法的・実務的な支えがあることで、精神的にも大きな安心感を得ることができました。こうして約2時間にわたる面接を終えた後、私たちは改めて、申請のプロセスが 「自分たちの過去と向き合い、未来を具体的に描く」 ための貴重な機会であったことを実感しました。その後、連邦政府での健康診断等を経て、私たちは無事にカナダ永住権(Confirmation of Permanent Residence: CoPR)を取得することができました。今回の面接は、単なる形式的な通過点ではなく、自分たちの歩んできた道と、これから歩む未来とを改めて見つめ直す、濃密で意味ある時間でした。
カナダ移民局・モントリオールオフィスのイメージ

必要書類の収集 認証英語翻訳プロセス完了する迄に約2ヶ月の期間を要します。ご興味のある方には詳細のご案内をお送り致します:
お問い合わせフォーム

このエントリーをはてなブックマークに追加
Xでシェア LINEでシェア

最終更新:2025年6月26日

カナダ移住手続きメニューロゴ

↑ PAGE TOP

現在位置: Home > ケベック州 投資移民