カナダビザ・オンライン申請に移行

Date: Sept. 2, 2022:
2022年9月1日、カナダ移民局(IRCC)は、ケベック州投資永住権・連邦スタートアップビザをを含む、殆どの永住権カテゴリーについて、電子オンライン申請に移行することを発表しました。この移行手続は、今後数ヶ月以内に順次実施、ケベック州投資永住権は2022年10月7日、スタートアップビザは2022年10月14日にオンライン申請に移行予定です。この変更は、カナダ移住審査システムの効率化、現在遅延している永住権・市民権申請ファイル審査の迅速化に向けたカナダ移民局の抜本的取り組みとなります。各プログラムの移行実施日は以下の通りで、以降はオンライン(電子申請)のみで申請受付が行われます。

2022年9月23日
- 各州 Provincial nomineeプログラム（エクスプレスエントリーは除く）
- ケベック州スキルドワーカー
- 配偶者・コモンローパートナーのスポンサー
- 扶養家族(子供)のスポンサー
- 孤児兄弟姉妹、甥・姪、孫のスポンサー
- 移民プロセスを通じた養子縁組
- 各地方・North territories パイロットプログラム

2022年10月7日
- ケベック州 投資家ビザ
- ケベック州 起業家ビザ
- ケベック州 自営業者ビザ

2022年10月14日
- アグリフード(農業)パイロット
- スタートアップビザ
- 永住権申請を行う一時居住許可証保持者

2022年10月21日
- ホームサポートワーカーパイロット
- ホームチャイルドケアプロバイダーパイロット(2023年1月1日再開予定）
- 人道的救済プログラム
- 自営業者(連邦政府)

2022年10月28日
- アトランティック・イミグレーション・プログラム

情報ソース: カナダ移民局 Website

Date: Feb. 1, 2022:
Fraiser カナダ移民相は、COVID-19 等の影響で大幅遅延が発生しているビザ審査期間の正常化計画と 8500万ドルの関連予算確保を発表しました。Tredeau首相も 2021年12月に移民相に宛てた書簡(マンデートレター)の中でビザ審査期間短縮を指示しております。移民相は今回の改善策により 2022年度にビザ申請・全カテゴリー(永住権、就学許可、就労許可、PR Card)の審査処理時間が正常化されるとしております。カナダ移民局は 2021年に50万件以上の永住権申請ファイルの審査を完了、2022年第1四半期には14万7000件の永住権申請処理を完了予定であると発表しております。2022年2月には家族カテゴリーを対象に新システムを導入、申請者がオンラインで審査進捗状況を確認出来るようにする予定です。

Date: Dec. 12 - Nov. 17, 2021
カナダ移民局に於ける 2021年10月末時点で Backlog (= 審査未完了のファイル) 総数が 180万件となっております(数字は四捨五入):

　カナダ永住権(Economic Class 等)
　⇒ 548,000 files
　Tempory Visa(就学、就労、短期滞在等)
　⇒ 776,000 files
　市民権申請
　⇒ 468,000 files

カナダ移民局(IRCC)広報担当者は、この Backlog 数の要因となっている審査遅延の理由に「COVID-19 による入出国制限, 各国カナダ大使館(ビザ査証部門)のファイル処理能力, COVID-19の影響で申請者側が証明書類の入手に長い期間を要している等」を挙げております。一方で、前述の広報担当者は審査進捗遅延の課題を認め「カナダ移民局の努力にもかかわらず、一部の申請者が申請の処理にかなりの待機期間を強いられていることは承知しており、進捗時間を短縮の為に可能な限りの努力を続けている」と述べております。またカナダ移民局は 2020年1月から 2021年9月迄に審査が完了したファイル件数も公開しております:

　カナダ永住権(Economic Class 等)
　⇒ 2020年(12ヶ月) 214,000 files
　⇒ 2021年(1月-9月) 337,000 files

　Tempory Visa(就学、就労、短期滞在等)
　⇒ 2020年(12ヶ月) 1,700,000 files
　⇒ 2021年(1月-9月) 1,500,000 files

　市民権申請
　⇒ 2020年(12ヶ月) 80,000 files
　⇒ 2021年(1月-9月) 134,,000 files
　
Source: カナダ移民局(IRCC)

カナダ移住 参考リンク

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